『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』- ボール・ハマーネス マーガレット・ムーア ジョン・ハンク 【読書備忘録】

※この記事は個人的な書籍の感想及び今後に活かしたいと感じた内容の備忘録であり、内容のまとめ、書籍に対する批評などは一切記述しておりません。

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日本人ってハーバードとかオックスフォードとか権威のある名前に弱いよな。そういう名前が表紙に書いてあるだけでこんな本を買ってしまうんだから。私?私は違うよ。断じて違う。本当にハーバードメディカルスクール式の集中力で人生を変えたかったんだ。そうなんだ。

例によってこの表紙からは受ける印象と本書の内容には少々ギャップがある。だいたい集中力を付ける事なんて簡単さ!この記事を読んでるあなただってこんなことがあったんじゃないか?夜通しゲームで遊んだり、漫画を読んだり、友達と話していたらもうこんな時間?!みたいな。ほら!集中できてるじゃないか!でも今はレポートを仕上げないといけないのに肝心なところで集中できないんだ…!
それはあなたに集中力がないんじゃない。体があなたに言ってるんだ。「こんなことに集中なんかする必要ない」ってな!


◆どんな本なのか

実際、脳の一部が損傷していない限り集中力がない人間なんていないというのがハーバードの学者たちの見解だ。それが正しいかどうかは分からないが、「集中して何かをこなしたことはあるけど集中するべき時に集中力が働かない」という人が多いのではないのだろうか?本書ではこれを「頭の中を整理」する事で集中しやすくするとしてその具体的な方法を紹介している。

例えば、あなたが今どこで何を使ってこの記事を読んでるかは分からないが、あなたの身の回りに情報を発しているものはいくつあるだろうか?情報というのはニュースや噂の事ではない。音、光、もっと言うと色、ケータイの通知なんかも当然そう。差し当たって情報とは五感を刺激するすべての物事の事を指す。

そういわれてみれば自分は無限に情報を処理していると考える事が出来る。
それ自体は問題ないらしい。脳は私たちが思うよりよくできている。問題はそれらの情報がこんがらがって混乱や不安を招いてしまった場合だ。

「時間がない」「どうすれば文句を言われないのか」「間に合いそうにない」「そういえばこの資料はどこに収めればいいんだ?」「その前にあの資料はどこだ」「うわぁ40分経った」なんて考えだしたらもう沼にはまったも同じ。そうならないように思考を整理して物事に当たろうぜっていうのが本書の1番の主張だ。

たとえば、夏休みの宿題を9月1日にやる場合、「まずい!」と思うのはさておいて、仮にいまから登校するまでの5時間で仕上げるとした場合のペースを計画するのさ。5教科あってそれぞれドリルが二冊ずつ。つまり30分で1つのドリルを仕上げる必要がある。そうとわかれば30分で仕上げるべく焦る間もなく集中してやればいい。みたいなことを洋書あるある「クソ長いたとえ話」と共に延々と書いてある。


◆俺はどうすればいいのか

要するに集中できる頭の中の環境を調えろって事さ!

  • 内側と外側の物事に対して主導権を握る
  • 思考を整理する事で➡やる気が出る、反射的に反応しなくなる。アイディアが出やすい。スイッチの切り替えが早くなる。生産性が上がる。洞察力が高まる。
  • 思考を整理するために➡今あるタスクをなるべくシンプルにしてその通りに動け。
  • 自分が集中力を奪われる原因を探れ。

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