『「自分の名前」で勝負する方法を教えよう。 効率的に成功をつかむための40のヒント』- 千田琢哉 【読書備忘録】

 ※この記事は個人的な書籍の感想及び今後に活かしたいと感じた内容の備忘録であり、内容のまとめ、書籍に対する批評などは一切記述しておりません。

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『帰ってきたヒトラー』という映画を見たことがあるだろうか?死んだはずのアドルフ・ヒトラーが現代に蘇ってしまったらどうなってしまうのか?というテーマの小説が原作のドイツの映画だ。映画の中でヒトラーは日本でいうモノマネ芸人のようなポジションでメディアに登場するようになる。最初はコミカルな話で人の心をつかみ、みんなの「面白い人」として認知されるが次第に力強く核心を突く言葉に人々はコントロールされ、人々は再び彼を「指導者」としてあがめ始めるという描写が何とも言えない恐怖を与える映画だ。

さぁ表紙を見ろ。「自分の名前で勝負!」いいねぇ憧れるなぁ。この本を読んだらさぞ強い人間になれるんだろうなぁ。内容を見てみよう。案の定力強い言葉であふれてるぜ!なんでもできそうな気がしてきた!ん?ところどころやたら具体的に書いてあるな。うんうんなるほど勉強になるぞ。ん?また強い言葉だ!いいぞいいぞもっとやれ!ん?具体的!ん?また勢いのある言葉だ!みたいな本です。
千田氏はコンサル出身の作家という事で自身の経験をもとにこの本を書かれているのだろうが、本書の中でとくに実例などがあるわけでもない。「根拠は?」とか「それってあなたの感想ですよね?」とか言われたらどう答えるんだろう。

◆どんな本なのか

どんな本かといわれれば簡単で、この本の内容はこの一言で済ますことが出来る。

環境と自分の実力を鑑みたうえで死ぬ気で頑張れ!

という感じ。本書はラスボスダンジョンにチートMODガン積みで侵入して無双蹂躙するようになるという事をはなから目指していない。あくまで「その環境で自分が王様で居続ける方法」が書いてある。こう聞かされるとしょぼい内容に思えるかもしれないが私はそうは思わない。何事も1位になるのはすごい事だ。ただそれより高みを目指す同志がいるならぜひ他の本をお勧めしたい。

◆俺はどうすればいいのか

  • チャンスには敏感であれ
  • 自分の分野の格上を見つける
  • 同じ分野のライバルを見つけろ。
  • 失敗の仕方を学ぶ方が効率がいい➡とっとと失敗しろ
  • 自分の勝ち筋とは何なのか?

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